- これから家づくりを始める方、勉強中の方
- キッチンをどう決めたらいいのかわからない…という方
- 大きな買い物なので失敗したくないと思っている方
- 大手のサイトは広告料とかありそうで情報信用できない…という方
こんな方の悩みに役立てばうれしいです。
こんにちは!今回はキッチンタイプの選び方ということで、以下の内容についてお話しします。
- キッチンのタイプ
- 対面キッチンのメリット・デメリット
- 壁付けキッチンのメリット・デメリット
- 我が家の実際
- どう選ぶべきか
キッチンといっても種類多くてどれを選べばいいのかわからない!
対面キッチンの差がわからない!
そんな疑問にお答えしていきます。
以下のリンクからそれぞれの項目へ移動できます。
キッチンのタイプ
注文住宅のキッチンには、様々なタイプがあります。選ぶ際には、自分のライフスタイルや家族のニーズ、そして部屋の大きさなどを考慮することが重要です。
キッチンには壁付けキッチンと対面キッチンがあります。
壁付けキッチンとは、キッチンの前面が壁に接しているタイプのキッチンです。
壁付けキッチンは、壁との間に空間を作らないので、限られたキッチンスペースを有効に活用することができます。
対面キッチンとは、リビングやダイニングに対面する形で作業できる開放的なキッチンスタイルのことを言います。
家族やゲストとコミュニケーションを取りながら料理や片付けをすることができます。
対面キッチンは大きく分けて5つの種類に分類されます。
アイランドキッチン
アイランドキッチンとは名前の通りキッチンと壁の接する部分がなく、部屋の中で島のように独立しているキッチンのことを呼びます。
広めに設置スペースを確保する必要がありますが、壁など視線を遮るものが近くにないので、キッチンとは思えないほどの開放感があります。
移動に関しても遮るものが一切ないので食事の準備、片付けがしやすいのも魅力です。
ペニンシュラキッチン
ペニンシュラ(peninsula)とは、英語で「半島」を意味します。キッチンの部分が半島のように突き出ていることから、ペニンシュラキッチンと呼ばれています。
片方を壁につけることで、アイランドキッチンにくらべてスペースをとらず、間取りの制約を受けにくいというメリットがあります。
I型キッチン
I型キッチンとは、コンロ、シンク、調理台が一列に並んだキッチンのことです。
I型キッチンの大きなメリットは、対面キッチンとして家の中を見渡せつつも、キッチンの前面部にカウンターを設置するためキッチンの手元を隠すことが出来るという点です。
L型キッチン
L型キッチンはI型キッチンよりも作業スペースが広く取ることができます。
キッチンがL字型になっているので作業台で作業しつつ、横を向けばコンロが使えるというキッチン内の移動が少ないのが大きなメリットです。
セパレート型キッチン
セパレート型のキッチンはシンクとコンロを別々に分けたキッチンのことを言います。Ⅱ型キッチンとも言われます。
シンクが付いた台と、コンロ台が分かれているので、身体の向きを変えるだけで反対側のキッチン台に向くことができ、動線が短くなり効率的に作業ができます。
広く作業スペースが欲しい方にはセパレート型の対面キッチンをがおすすめします。
対面キッチンのメリット
では、対面キッチンのメリットについて見ていきましょう。
開放感が出る
オープンプランのインテリアデザインが可能で、キッチンスペースもリビングスペースと一体感があるため、家全体の雰囲気が良くなります。
コミュニケーションを取りながら、調理できる
調理をしながら家族や友人との時間を共有することができます。
小さな子供がいる家庭ではコミュニケーションが重要視されているため、料理をしながらでもコミュニケーションがとれることは大きなメリットです。
家族に調理を指導しやすい
調理過程を見ながら、料理のアドバイスや指導を受けることができるため、調理スキルアップに役立ちます。
対面キッチンのデメリット
プライバシーが無い
キッチンスペースとリビングスペースが一体化しているため、リビングからキッチンが丸見えになってしまいます。
このデメリットはキッチンカウンターを設けることで多少改善することができます。
騒音やにおいがリビングスペースに広がる
キッチンからの騒音やにおいがリビングスペースに広がる可能性があります。
また、リビングスペースが汚れやすくなる可能性があります。
壁付けと比べるとキッチンスペースが狭くなる
キッチンスペースが狭くなり、ワークスペースが狭くなる可能性があります。
このデメリットは背面に作業ができるカップボードを配置することで解消できます。
火気や煙による危険性が高まる
キッチンスペースとリビングスペースが一体化しているため、火気や煙による危険性が高まる可能性があります。
また、キッチンが家の中央に近づく分、出火した場合には火が広がりやすい可能性があります。
エネルギー効率が悪い
キッチンスペースとリビングスペースが一体化しているため、エアコンや換気扇の使用によるエネルギー消費が増加する可能性があります。
壁付けキッチンのメリット
効率よくスペースを使える
壁付けキッチンはスペースを有効活用することができ、広いワークスペースを持つことができます。
プライバシーを保つことができる
壁付けキッチンは、キッチンカウンターを背面に設けることで、調理スペースとリビングスペースを明確に分けることができ、プライバシーを保つことができます。
安全性が高い
壁付けキッチンは、火気や煙による危険性が低くなるため、安全性が高いです。
壁付けキッチンのデメリット
ここからは、壁付けキッチンのデメリットについて紹介します。
調理をしながらコミュニケーションが困難
このタイプのキッチンは、壁に向かって調理しなくてはいけないため、調理中にコミュニケーションを取ることが困難なことがデメリットの1つです。
特に、家族や友人との料理や食事の時間は、コミュニケーションをとるための重要な時間です。
壁付けキッチンでは、調理中に家族や友人と話をすることができないため、コミュニケーションを取ることが困難になります。
壁付けキッチンは、空間の配置や使い勝手を考慮しながら設計する必要があります。ですので、コミュニケーションを大切にしたい人には不向きなタイプのキッチンと言えます。
収納スペースが少ない
対面式のキッチンは背面に収納スペースを設けることができますが、壁付けキッチンでは収納スペースが無いこともデメリットの一つです。
このデメリットは背面にキッチンカウンターを配置することで改善できますが、空間が狭くなり、リビングとの隔離が強くなります。
我が家の実際
ここからは、入居から3年ほど経過した我が家での経験をもとにお話ししていきます。
我が家ではペニンシュランキッチンを採用しています。
キッチンをリビングより1段下げるダウンフロアにして、調理をしている人とテーブルに座っている人の目線の高さが合うように工夫しました。
目線の高さが同じになることで、よりコミュニケーションが円滑に行えます。
また、キッチンカウンターをキッチンよりも少し高く配置することで、コンセントの確保をしつつ手元を少し隠すことができています。
メリット・デメリットについて
メリット・デメリットについてですが、個人的にはメリットが大きく上回っていると感じます。
対面キッチンの気になるデメリットですが、確かに匂いは広がり、リビングからよく見えます。
しかし、それ以上にコミュニケーションを取りながら調理できるメリットが大きいです。
我が家ではパートナーが子供と遊んでいる様子を見ながら(そして時々会話に混ざりながら)調理をしています。
こうした、家族で同じ時間を共有できるというのは子育て世帯にとってとても大切なことです。
もしパートナーが不在でも子供の様子を見ながら安心して調理ができます。
対面キッチンなら、調理をしながら同じ時間を共有できるので、子供がいる家庭、もしくはこれから子供を考えている方には対面キッチンを強くおすすめします。
どんなキッチンを選ぶべきか
どんなキッチンを採用するかどうか迷っている方へ。
あなたが建てたその家で「誰と」「どんな」生活を送りたいのかを想像してみてください。
家は生活の基盤ですが、同時に家族の思い出づくりの場所でもあります。
メリット・デメリットを踏まえた上で、「自分たちの家に必要か?」「どんな暮らしをしたいか?」を、ご家族としっかり話し合うことが大切です。
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