この記事は、
- 猫と暮らすための工夫を知りたい方
- 猫の習性を考えて家づくりをしたい方
- 個人の施工事例を知りたい方
こんな方の悩みに役立てばうれしいです。
こんにちは!今回は我が家の紹介ということで、以下の内容についてお話しします。
- 猫の習性を考える
- 猫にとって暮らしやすい家とは
- 我が家で取り入れた猫のための工夫を紹介
以下のリンクからそれぞれの項目へ進みます。
猫の習性
猫には以下の習性があります。家づくりの際は猫の習性知り、快適な空間を用意してあげましょう。
- きれい好き
- 縄張り意識が強い
- 高所や狭い空間が好き
- ほとんど寝て過ごす
きれい好き
猫は体を清潔に保つため頻繁にグルーミング(毛づくろい)をします。グルーミングには、毛並みの手入れや体臭を消す効果があります。
その他にも、気持ちを落ち着かせるために、グルーミングをしたりします。グルーミングの際に大量の抜け毛が落ちたり、毛玉を吐き出してしまったりします。
また、暖かい日光を浴びて体を殺菌することもできる日向ぼっこも大好きです。
縄張り意識が強い
完全室内飼育の猫では、家の中が縄張りということになります。猫にとっての縄張りは質が重要視されます。室内でも縄張りの条件を満たしていれば、室内だけでも猫は満足して生活していくことができます。
また、爪とぎでマーキングを行います。爪とぎは、単に爪あとをつけるだけでなく、前足の裏からフェロモンが分泌されていて、ニオイつけになります。
高所や狭い空間が好き
猫は、高いところや狭いところが大好きです。
猫が高いところを好む最大の理由は、周りを見渡せて安全であることを確信できるからと言われています。
また、狭い空間を好む最大の理由は、もし外敵が来ても自分の安全が確保できるように、安心して眠れるように狭いところや暗いところに入りたがる本能からと言われています。
ほとんど寝て過ごす
猫の平均睡眠時間は、およそ15時間前後と言われています。1日の2/3もを寝て過ごすことになります。
猫といえば夜行性と思われがちですが、完全室内飼いで、飼い主のライフスタイルに合わせて生活している猫はこの性質が見られなくなってきています。
どんな空間をつくるといいのか
今度は猫の習性から、どんな空間を用意すればいいのか考えていきます。
猫とって安心できる場所をつくる
具体的には、餌がゆっくり食べられて、トイレを見られることがない、人の気配を感じない自分だけの空間です。空間自体は広くなくても良いです。
爪とぎをしてもいい場所をつくる
上記の安心できる場所に爪とぎを置くか、そもそも壁を爪とぎOKにしてあげると、マーキングによってより一層猫にとって安心できる空間になります。
高低差のある場所をつくる
高低差のある空間でくつろげるスペースを作ってあげると寒いときは高所の暖かい場所へ、暑いときは低所の涼しい場所へと移動できます。また、自由に上り下りできることで運動不足の解消やストレス発散につながります。
特に、高所の見晴らしのいい場所を用意してあげると、猫にとって安心できる空間になっていいでしょう。
寝床をつくる
猫は基本的に自分の快適と思う場所を見つけることが上手なので、夏場であれば風通しがよく涼しい場所を、冬場は暖かく体温を維持できる場所をうまく探してきます。また、フカフカの毛布やベッドなど敷物が好きなので、用意してあげるといいでしょう。
我が家の工夫
キャットウォーク(玄関)
玄関では、端から端へ繋がるキャットウォークを作りました。窓から外が見える見晴らしのいい場所であり、日の当たる暖かい場所でもあります。お見送りやお出迎えをしてくれるときはこのキャットウォークに上がっていることが多いです。
キャットステップ
リビングの壁に2階へ上ることのできるキャットステップを付けました。ここを上るとキャットウォークへと繋がります。また、寝室前にも行くことができます。
キャットステップの途中の段からもリビングがよく見渡せるのでお気に入りの場所の1つになっているようです。
キャットウォーク(リビング)
リビングでは、化粧梁をキャットウォークとして採用しました。キャットウォークからは家の外を見渡せる見晴らし場へと続きます。また落下の危険を考えて、余計な加工はせずに木本来のザラザラとした感触をそのまま残してあります。
掃除機をかけると、このキャットウォークへ避難しているので、安心して監視できる場所となっているようです。
見晴らし場
①家の外が見渡せる日中に日当たりのよい見晴らし場と、②西日が差し込む場所にある寝室前の見晴らし場の2つを用意しました。天気のいい日は午前からお昼過ぎまで①の家の外が見渡せる日中に日当たりのよい見晴らし場でまどろみ、夕方には②の西日が差し込む場所にある寝室前の見晴らし場へ移動してまどろんでいます。
猫部屋
ごはんの場所やトイレの場所として、猫のための部屋を用意しました。ごはんやトイレの邪魔にならずに観察できるように小窓をつけています。爪とぎも置いていますが、ほかの場所の方が居心地が良いみたいで、この部屋には用のある時にしか来ません。
隔離した部屋にトイレを置くことでリビングなどに臭いが漏れないのも利点でした。
キャットドア
賃貸のころから猫と一緒に寝ていたため寝室のドアにキャットドアをつけました。好きなタイミングで寝室に行き来できるように取り付けたのですが、なぜか入ってこないで外で待っていたので今は出るときにしか使えていません。
寝るとき抱っこで一緒に寝室へ行き、朝起きたらいつの間にかキャットドアを使って寝室から出ているといった感じです。
猫との幸せな暮らしを目指して
【猫と暮らす家】として建てた我が家はいかがでしたか?少しでも参考になれば幸いです。猫も大切な家族の一員としてお互いに幸せな暮らしを目指していきたいですね。
コメント